チェンソーマンは「週間少年ジャンプ」に連載されてから、2022年にはテレビ東京でアニメ放送されるほど人気の作品になりました。
チェンソーマンは血みどろのグロい描写が多いのですが、「新時代を切り開くダークヒーロー漫画」と言われています。
チェンソーマンがデビルマンに似ていてパクりではないのか?
著者の藤本タツキさんは「デビルマン」に影響を受けているのではないのか、という声があります。
パクリと言われてしまうのは何故なのか?
藤本タツキさんがチェンソーマンをつくった時「デビルマン」の影響を受けたから似ているのか?
と言うところを調べてみました。
チェンソーマンはデビルマンのパクリなのか?
チェンソーマンとデビルマンは「悪魔を狩る」という共通点と主人公がダークーヒーローという設定が類似しています。
チェンソーマンの主人公「デンジ」は、ヤクザに父のつくった巨額な借金を返済する為に、チェンソーの悪魔ポチタと契約して、デビルハンターとなります。
デンジはバラバラにされても何度も生き返りますし、極貧状態の少年という、ネガティブなところから話は始まります。
デビルマンの主人公は「不動明(ふどうあきら)」と言うのですが、名前だけでもかなりのインパクトがありますよね(-_-;)
デビルマンは漫画版とテレビアニメ版では主人公の生態が真逆になっています。
漫画版の不動明は「人の心を保ったままデビルマン」になっていますが、アニメ版では「悪魔の心が人間の身体に入る」設定に変わっています。
この3つのパターンで比較してみましょう。
チェンソーマンのデンジは悪魔人間
チェンソーマン全巻買いして読んだけどめっちゃデビルマン意識してない??設定とか人の命の軽さとか、特に主人公の悪魔がすごい勇者アモンに似てる。
もちろん凄いオリジナリティ溢れる作品で考えさせられるところも多いし、パクリとは全く思ってない。
これってエンディングとか寄せてくるんかな…?— 沙羅曼蛇小林 (@SleuthCharlotte) November 25, 2022
チェンソーの悪魔・ポチタと契約したデンジは、デビルハンターとして働き始めますが、第1話でゾンビと戦ったデンジは戦いに敗れて、死んでしまいます。
ですが、ポチタが自らの心臓をデンジに差し出すことで、デンジの体内に入り込み復活を遂げます。
それからのデンジは、胸の紐を引っ張ればエンジン全開で特殊能力を発揮し悪魔を倒していきます。
たとえデビルと戦って瀕死状態になっても、血を飲めば何度でもすぐに復活することが出来る身体を手に入れたのです!
ここまではデビルハンターのデンジですが、普段のデンジは女性の胸を揉むと言う彼にとっては壮大な夢があります。
女と寝てから死にたいと普通の生活がしたいと言う、16歳の少年の感情もあります。
すぐに女性に恋するデンジが可愛いですね。
漫画版デビルマン不動明は心は人間のまま
チェンソーマンのデンジと違って、不動明の両親は海外勤務をしていて恋する女性(牧村美樹)の家に居候しているので生活には困っていないようです。
主人公の不動明がデビルマンになったきっかけは、親友の飛鳥了(あすかりょう)からデーモンの情報を聞かされたことから始まっています。
デーモン族の襲撃を受けて、デーモン族の勇者アモンと明は合体し、悪魔の体と人間の心を持つ「デビルマン」が誕生しました。
話としては「人を守るためにデビルマンになった」明は平和を願う正義のヒーローという事になるのでしょう。
デビルマンに変身したり、人間の姿で翼だけはやしたり自由に変化させることが出来る体になっています。
でも最後の最終戦争でデビルマンはサタンが乗っていたドラゴンに下半身を食いちぎられて、致命傷を負うことで死んでしまうという呆気ない終わり方になっています。
デンジは何度死んでも生まれ変わるので、デビルマンの方がより人間に近かったのかもしれませんね。
アニメ版デビルマン不動明は悪魔に憑依されている
明は父親とヒマラヤに登ったときにデーモン族に父と明は殺されてしまうところから始まります。
死んでいる明の身体にデーモンの勇者である「デビルマン」に身体を乗っ取られてしまうのです。
なので性格は明ではなく、デビルマンに変わってしまった所が漫画版との違いです。
体は人間に近いために、明が怪我をおうことでデビルマンに変身すると更にその傷口が悪化してしまい、そこがなんとも弱点の様です。
最後はデビルマンは死なずに、デーモン族と戦い続けるところで終わっているようです。
もしデンジや漫画版デビルマンとアニメ版デビルマンを同時に戦わせたら、一番弱いデビルハンターのような気がします。
それとは別にアニメ版でもデビルマンは、色んなタイプのデーモンが登場するので、キャラを楽しめます。
デンジと不動明は似ているかも
デンジは漫画版デビルマンとアニメ版デビルマンを掛け合わせた様な人物像なのかな、という印象を持ちました。
デンジはポチタという見た目は可愛らしいチェンソーの悪魔と一体となってデビルハンターしていくところ。
デビルマンはアニメ版では、死んでいる明の体に悪魔が憑依されていて、漫画版では体がデビルマンで心が明のまま。
アニメ版と漫画版のデビルマンを掛け合わせたらデンジになるような気がしました。
デンジと明も少年という設定で、デンジはマキマに恋していて明は美樹に恋をしている。
探せば類似点は多いと言う結論でした。
チェンソーマンはデビルマンに似てるから影響してる?

2021年12月にチェンソーマンは第1部が終了し、現在は第2部の連載とアニメが放送されています。
2023年には映画も実写化されて、ますますチェンソーマン人気が高まっていますね!
最近のヒットアニメの傾向では、「寄生獣」のように謎の寄生生物(パラサイト)が人間の体を乗っ取り、人間を捕食してパラサイトが増えていく、といった話の漫画が人気の傾向にあります。
デビルマンも50年近く前に発売され、長きにわたって人気のある作品です。
🎉祝🎉
『VRデビルマン展~悪魔の心、人間の心~ 』
「先進映像協会 ルミエール・ジャパン・アワード2021」VR部門・グランプリ受賞
栄えある賞をいただきました✨✨
これも偏に本展に関わってくださった皆さまや
ご参加いただいた皆さまのお蔭です。
スタッフ一同より改めて御礼申し上げます😊 pic.twitter.com/BgSF9VbLRC— 「VRデビルマン展」公式 ✨沢山のご参加ありがとうございました✨ (@VR_devilman) November 17, 2021
チェンソーマンとデビルマン回りの人たちが殺されていく
漫画版デビルマンは明の友達「飛鳥了」が不動明をデビルマンに仕立てていきますが、実は飛鳥了が人類を滅ぼそうとしている、堕天使のサタンでした。
最終回では魔女狩りのように、明が居候していた牧村家が襲撃されます。
牧村家の人々は惨殺されて、最後には悪魔達と戦った不動明も力尽きて死んでしまいます。
チェンソーマンも主要のキャラクターが次々となくなっていきます。
特にデンジと共同生活をしていた早川アキの死は、デンジにとってショックも大きかったようです。
大切な人の命が亡くなるのを、主人公が目の当たりにするといったシーンが類似しているのでしょう。
黒幕は身近な人間だった
デビルマンでは明の親友「飛鳥了」の正体が堕天使のサタンだったのです。
飛鳥了本人も途中までは自分がサタンと言うことに気が付いていませんでした。
記憶がよみがえった飛鳥了は、自分が交通事故で亡くなっていて飛鳥了の体を乗っ取ったサタンだと後から気がつくのです。
最終回の不動明が息絶える瞬間に、飛鳥了が言った言葉が「この世に正義などなかった」と言う言葉を残し終わっています。
チェンソーマンもデンジが恋するマキマは「内閣官房長官直属のデビルハンター」という重要な位置にいます。
マキマの願いは「チェンソーマンの能力を使って人の脅威となる悪魔を排除する」と言う思いがあるのです。
マキマはデンジに捕獲され、デンジがマキマを料理して食べるといった衝撃のシーンもあります。
それでも今後マキマの存在は継続していくのでしょうか?
最後に残るのがデンジではなくマキマだとしたら、デビルマンに影響されていると言えるのではないでしょうか。
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まとめ

チェンソーマンとデビルマンがパクリと言われている理由を、ここまで紹介ましたが似ているところは多々ありましたね。
デビルマンは50年近く前に発売されてから人気は続いていて、そんな魅力のある漫画であれば、少なからず作品の影響も受けると私は思います。
ヒット作品には人が好む要素がたくさんつまっているので、ヒット作品をつくろうとすれば作品も似ているような物になり、パクリと言われてしまうのかもしれません。
チェンソーマンも面白くなければ、ここまで話題にならないし影響もうけません。
今後のチェンソーマンの展開と、この先何十年も残っていけるアニメとなるのか。
終わりがなくずっと続いていく話になるのか、期待を込めたいと思います!