2022年12月30日の夜5時30分からTBSで生放送される「日本レコード大賞」は今年で64回を迎えます。
他の年末歌番組には必ずと言っていいほどジャニーズが登場するのに、レコード大賞にはジャニーズがあまり出ないですよね。
そもそもレコード大賞はスポーツ紙を含む、各新聞記者が中心になって選ぶ音楽の賞なのです。
その年の邦楽シングルCDの中から、作詞作曲や芸術性など優れた歌唱によって大衆の支持を得ていると認められた1作品に贈られる賞と言われています。
歴代の受賞者を見ても、他の歌番組のランキングなどとは違い、選ばれる要素が変わってきます。
それでもジャニーズがノミネートされることが少ない、と思うのには理由があります。
そして2022年もレコード大賞の受賞者にジャニーズは出ないようです。
この記事では、誰が見ても人気のあるジャニーズグループが出ない理由と、歴代のジャニーズ受賞者は誰がいたのかを解説していきたいと思います。
2022もレコード大賞にジャニーズが出ない理由は?

レコード大賞にジャニーズがたくさん選ばれてもおかしくない人気と知名度ですが、毎年あれ?と思うほどジャニーズグループの名前がノミネートされません。
出ない理由はジャニーズ事務所が方針として、ノミネートを辞退しているからです。
賞をとれたら更に注目を集めて人気がアップするように思いますが、辞退する理由は2つ上げられています。
ノミネートされた部門に不服だった
1990年第32回日本レコード大賞で、1980年~1990年中頃まで活動していた「忍者」が受賞したときの話です。
ジャニーズ事務所は「お祭り忍者」の作品を「演歌・歌謡曲部門」で受賞したかった様ですが「ロック・ポップス部門」にノミネートされたことに対して不服だったようです。
この受賞は辞退しています。
「忍者」は現在活動休止している状況ですが、ジャニーズジュニアのグループに「少年忍者」というグループがあるので、もしかしたら忍者という名前を使って復活するかもしれませんね。
ジャニーズの方針で辞退している
もう一つの理由に、近藤真彦さんのお母様の遺骨が盗まれて「レコード大賞に出るな!」と脅迫状が届いた事件がありました。
その時もジャニーズ事務所は辞退をしています。
そこから「所属タレントに優劣をつけるような賞レースには出ない」と発表しています。
近藤真彦さんは2010年に最優秀歌唱賞を受賞しましたが、受賞は例外となり、その後しばらくジャニーズがレコ大に出場することはなかった様です。
SMAPがノミネート候補にあがった時も、「世界に一つだけの花」の歌詞の中にあるように「ナンバーワンを目指すよりもオンリーワンを大切に歌ってきた。そのメッセージを貫きたい」と辞退しています。
辞退の理由はどうであれ、レコード大賞側とジャニーズ側の関係の根深さが伺えます。
視聴者もレコ大に疑問の声
先日、乃木坂46が2連覇となったレコード大賞で、その選考審査に世間から多くの疑問と疑惑の声が挙がっています。
審査基準は、
・芸術性、独創性、企画性が顕著な作品
・優れた歌唱によって活かされた作品
・大衆の強い支持を得ている作品
・その年度を強く反映、代表した作品 pic.twitter.com/j31xc4vDwp— 週間ジャーナリズム@編集部 (@syoan49) December 31, 2018
疑問に思う事があるんだけど、レコード大賞ってカバー曲は優秀作品賞に選ばれないんじゃないの?
ならヒデキの「YOUNG MAN」も受賞できたはず…
レコ大はもう訳が分からない…#レコード大賞 #西城秀樹— shota (@shota_t1218) November 17, 2018
レコード大賞の疑問。
どうして審査員21名が全員おじさんなんだろう。若者の声も女性の声も反映されない?
いろんな賞が誰が誰に投票したかオープンになっているのにブラック・ボックス。
ある年は大賞の歌手が歌ったあとの直後のCMにその歌手の笑顔があった。注目されてないから不満もない?— まるちゃん (@lovemaruchanday) December 30, 2018
シラけてるのは今に始まった事ではない😆
嵐に出演してもらうために賞を新設したプライドなき『日本レコード大賞』に疑問の声が続出!★意図が透けて見えるためシラケる視聴者★ますます権威が地に落ちる大失策!…の巻
— れもんれもん (@1b99jkehq3LlJ0a) December 17, 2020
レコード大賞はやらせ?と言う声もある
また全然知らない人や知らない楽曲が大賞受賞しているのはなぜ?という声があるのも確かです。
過去には買収問題が発覚したようなので一度こういった事があると、受賞者がこの人誰?って思うような人になると、更に疑問がわいて来てしまいます。
ただ、選ばれる基準は「日本作曲家協会」で選ばれるので、その辺りが視聴者とズレが起きるのかもしれませんね。
新聞記者が中心となってかかわる審査でもあるので、TBSやテレビ局の推薦などがあって受賞者が変わってくる可能性もありますね。
レコード大賞で受賞者になった歴代ジャニーズとは?

2019年7月に亡くなったジャニー喜多川氏にレコード大賞は「特別音楽文化賞」という賞を新しく作り、これをきっかけにジャニーズ事務所とレコード大賞との関係が雪解けを迎えたように思います。
ジャニー氏が亡くなり、社長がジュリー氏になった事も理由のひとつかもしれません。
嵐が特別栄誉賞を受賞
第62回のレコ大では嵐が「特別栄誉賞」を受賞しています。
この賞は長年に渡る活躍で、広く大衆の支持を得て音楽文化の発展に多大な貢献をもたらした人に贈られる賞だといいます。
ですが、この年の12月31日をもって嵐は活動休止をするのあたって、嵐の為につくられた賞のようだと言う声もあります。
TBSも視聴率が欲しいですし、嵐側もTBSにはドラマでお世話になっているので感謝表明でもあるのかと思います。
歴代のジャニーズ受賞者には誰がいたのか
1980年 田原俊彦 最優秀新人賞
1982年 シブがき隊 最優秀新人賞
1983年 野村義男(バンドThe Good-Byeとして) 最優秀新人賞
1986年 少年隊 最優秀新人賞
1987年 近藤正彦 レコード大賞
1988年 光GENJI レコード大賞
1989年 光GENJI 金賞
2010年 近藤真彦 最優秀歌唱賞
2019年 ジャニー喜多川 特別音楽文化賞
2020年 嵐 特別栄誉賞受賞
今後もジャニーズは受賞を辞退し続けるのでしょうか。
2022年は元ジャニーズの男闘呼組が
1993年に活動を停止していた男闘呼組が、2022年の7月に最活動することを発表しました。
1988年にジャニーズからデビューしていますが、現在は4人のメンバー全員が所属していません。
1988年に第30回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞していて、今年再結成されたことで特別賞を受賞しました。
今回の再結成は、2023年に結成35周年を迎えるにあたっての期間限定の再結成で、2023年8月以降のことは決まっていないそうです。
男闘呼組が久しぶりに見られる世代の方達は、画面で4人の姿を見られるのは楽しみですね!
2022年の日本レコード大賞を予測
- 「君を奪い去りたい」 純烈
- 「CLAP CLAP」 NiziU
- 「恋だろ」 wacci
- 「甲州路」 氷川きよし
- 「新時代」 Ado
- 「スターマイン」 Da-iCE
- 「ダンスホール」 Mrs. GREEN APPLE
- 「なんでもないよ、」 マカロニえんぴつ
- 「Bye-Good-Bye」 BE:FIRST
- 「Habit」 SEKAI NO OWARI
優秀作品賞を受賞した中から「日本レコード大賞」が決まります。
2022年は誰になるのか?
SNSを中心に中毒性のあるダンスが話題のSEKAI NO OWARの「Habit」なのか?
それとも作詞・作曲が認められて、氷川きよしがくるのか?
今年はみんなの納得がいく受賞者になるのでしょうか、予測してみましょう!
まとめ
2022年のレコード大賞にはやはり、ジャニーズはノミネートされていませんでした。
ジャニーズが出ないのは何故なのって疑問に思ってしまいますよね。
ノミネート前に辞退が決まっているので候補に出ないのかもしれませんし、受賞を告げてから辞退されたのかは謎です。
これだけ人気のあるグループを輩出しているジャニーズ事務所ですし、理由としては所属タレントに優劣をつけるような賞レースには出ないと言っているので、今後も特別な賞以外はノミネートを辞退するんだと思います。
ただ少しでも多く歌番組でジャニーズを見たいファンにとっては残念な出来事です。
これからジャニーズ事務所とレコード大賞側の確執は徐々に変えていってほしいですね。
そうでないと公平に審査するのが難しそうですもんね。
歴代のジャニーズ受賞者の理由もよく分からない選考ですが、審査員の方達の基準を満たしているんでしょう。
ここまで歴代ジャニーズも受賞者がいたと言うことと、今後のレコード大賞がどんな基準で特別に賞を追加したりするんですかね。
最後までお読み頂きありがとうございました。