皮膚が厚い人だと思われる方のイメージってどんなお顔の印象がありますか?
思い浮かべてみて下さい。
何となく油っぽい感じの特徴の皮膚感だったり、男性を思い浮かべたりしていませんか?
逆に皮膚が薄い人の特徴と印象を思い浮かべるとどうでしょう?
かなりの違いがありますよね?
それだけ特徴が違うと言うことは、皮膚が厚い人と薄い人が同じスキンケアをしていてはダメなのも分かりますよね?
この記事では皮膚が厚い人の特徴と薄い人との違いや、スキンケアの方法を元美容部員だった筆者が簡単に分かりやすく、説明していきたいと思います。
皮膚が厚い人の5つの特徴とは?

まずは皮膚の基礎知識から説明します。
表面の皮膚は目に見える皮膚から、表皮(ひょうひ)真皮(しんぴ)皮下組織(ひかそしき)という順番で3層構造になっています。
表皮は、皮膚表面から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層となっていて、目に見える皮膚の角質層は平均的な厚さとして0.2mm程度で最も薄い層と言われています。
表皮は皮膚の潤いを保ったり、外的刺激から皮膚を守るバリア機能も備わっています。
真皮は厚さが約2mmで表皮よりも厚くて、構造の7割はコラーゲン線維で肌のハリや弾力に影響する組織です。
皮下組織は約4~9mmの多くの脂肪を含んでいて、表皮と真皮を支えるクッション的役割があります。
この皮膚の3層を頭に入れながら、皮膚が厚い人の特徴5つを見ていきましょう。
皮膚表面がゴワゴワと硬い感じ
皮膚表面が角質層になります。
この角質層は外的刺激や紫外線から皮膚を守ろうと、皮膚を厚くして外的刺激から肌を守ろうとします。
その為に角質層を厚くして刺激を起こさないようにします。
正常な状態だと角質層の水分量は15%~20%ありますが、水分が足りなくなると皮膚表面も滑らかさが無くなってしまい、角質が硬くなって表面的にゴワゴワとした感触になります。
毛穴の開きが気になる
毛穴が開く原因としては、過剰に皮脂が分泌されたり、乾燥からキメが荒くなったり、加齢により皮膚のたるみが毛穴を広くみせます。
特に男性はホルモンの働きによって、皮脂分泌が活発になりやすいので皮脂腺が開きやすく、毛穴が目立つ傾向にあります。
毛穴の黒ずみ(つまり)が気になる
毛穴の開いた状態で皮脂や汚れが毛穴に溜まると、さらに毛穴が開いて皮脂が黒ずんで目立ってしまいます。
お手入れ不足により皮脂や毛穴の汚れがキチンと落とされていないと、毛穴が開いて目立つ原因となってしまいます。
皮脂が多い
食事のバランスが悪かったり、たばこやアルコールの影響も考えられます。
睡眠不足やストレス、思春期にも男性ホルモンが活性化するので、皮脂が過剰分泌されてしまいます。
女性はエストロゲンが減少することで男性ホルモンが優位になり、皮脂が活性化されやすくなります。
肌の印象がくすみがち
くすみ方にも様々な要因がありますが、皮膚が厚い方のくすみの原因で考えられるのは、乾燥やお手入れ不足、そしてターンオーバーの乱れが考えられます。
角質が硬くなり浸透性が弱まると化粧品が浸透しづらくなるので、乾燥の原因になります。
汚れや余分な皮脂が落としきれていなかったり、加齢によってお肌の生まれ変わりのサイクルが遅くなって角質層に古い角質が残ったままなので、くすみがちになります。
皮膚が厚くなる4つの原因とは?

皮膚表面が厚いと言うことは、角質肥厚を起こしていると考えられます。
角質肥厚とは自然に剥がれ落ちるはずの角質(あか)が表面に長く留まり続ける事で、層が厚くなり、角質が硬くなったりしてしまう現象です。
角質肥厚がおきると、皮膚表面がゴワついたり厚くなったり、化粧品の浸透も悪くなったりメラニンの働きも活発になるので、シミやくすみが目立ってきます。
他には汚れを落としきれていない事や乾燥に寄って肌が硬くなってしまう事も考えられます。
特に皮膚が厚い方は次の要因が大きいと考えられますので、参考にして下さい。
それでは皮膚が厚くなる要因4つを詳しく解説していきたいと思います。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは、表皮は4層から成り立っていることは説明しましたが、表皮の部分と関わりが深く、一番内部の基底層から表面の角質層までの皮膚の生まれ変わりの周期の事を言います。
ターンオーバーは正常な周期であれば、28日周期で生まれ変わり、古い角質が剥がれ落ちて、新しい皮膚が生まれます。
この周期が加齢や生活習慣によって遅くなり、皮膚表面が新しく生まれ変わることが出来ずに角質が厚くなっていくのです。
ターンオーバーを正常にするには、規則正しい生活や運動を取り入れて代謝を促すことも有効です。
紫外線
紫外線にはUV-A,UV-B,UV-Cの3種類がありますが、肌に影響を与えるのはUV-AとUV-Bの2種類です。
UV-Aは肌を黒化する紫外線で、真皮まで届くので肌の老化を促す事になり、長期的に浴びるとシワやたるみの原因となります。
UV-Bは肌に炎症を起こしてメラニンを増加させ、シミやソバカスを作る要因となります。
紫外線から肌を守ろうとバリア機能が働き、肌を守るために皮膚表面を厚くしていきます。
肌のお手入れ不足
加齢や環境の変化によって肌も変化するので、年齢や肌質に合わせてスキンケアをすることが大切になります。
余分な皮脂や汚れが取り切れていなかったり、肌の水分と油分が不足していたり、紫外線予防をせずに長期的に紫外線を浴びたことで、肌老化が促進されてしまいます。
乾燥で肌が硬くなる
乾燥は環境に左右されることが多く、外的要因も多くあり、紫外線を浴びすぎたり、空気が乾燥していることも肌に影響します。
過剰なスキンケアにより、皮脂膜が薄くなり乾燥肌に傾く場合もあるので、お肌に合わせて水分と油分を補給することが大切です。
ひどい乾燥になると皮膚表面がゴワゴワして硬くなってきます。
皮膚が厚い人と薄い人の違いとは?

ここまで皮膚が厚い人の特徴を見てきましたが、皮膚が厚い人は角質が厚くターンオーバーが正常に働いていない可能性があることが分かりました。
そして皮脂分泌が活発で、皮脂が詰まりやすく角質層が固くなりやすいと言った特徴もあります。
皮膚が厚いかはどうかは、皮膚が薄い人の特徴と比べてみると分かりやすいと思うので、次は皮膚の厚い人と薄い人を比較してみましょう。
皮膚が薄い人は敏感肌
皮膚が薄く透明感のあるお肌はとても魅力的ですが、皮膚がかなり薄い方になると毛細血管が透けて見えている事があります。
皮膚表面はバリア機能が働いているため、外的刺激から肌を守ろうとします。
角質層が薄い状態ですとその機能が弱く、バリア機能低下の為に紫外線による炎症や刺激に対してガードする力が弱まってしまいます。
その為、肌が敏感になり刺激を受けやすくなるので、お肌のトラブルが起きやすくなります。
真皮の層の状態も薄くなっていると、水分を蓄える機能が低下しているので、乾燥しやすかったりシワやたるみが出来やすかったりします。
皮膚が厚い人と薄い人の違い
皮膚は年齢と共に薄くなっていきます。
今は皮膚が厚い人でも年齢を重ねる毎に、新陳代謝が遅くなり、肌の生まれ変わりのサイクルが低下することでヒアルロン酸やコラーゲンを生成する働きが少なくなるので、皮膚が痩せて薄くなりやすいです。
比較的、男性の方が皮膚が厚くてキメも粗く、皮脂分泌もしやすいので毛穴の開きが目立ちやすい傾向にあります。
男性はひげを剃ることで、角質層へのダメージを受けやすく乾燥や肌荒れをおこしやすいです。
女性は男性に比べて皮膚は薄く、外的刺激を受けやすいのでダメージによるシミ・そばかすが出来やすくなります。
女性は生理もあるのでホルモンの影響を受けやすく、特に生理前後は肌が敏感になりがちです。
男女によっても差がありますが、肌が厚い人と薄い人の性質の違いを見てみましょう。
水分 | 厚)多い → 薄)少ない |
---|---|
皮脂 | 多い 少ない |
キメ | 粗い 細かい |
弾力 | 保ちやすい 保ちにくい |
バリヤ機能 | 強い 弱い |
皮膚が厚い人のスキンケアの方法とは?

皮膚が厚い人のスキンケアってどうしたらいいの?
皮膚の厚い人と薄い人の特徴が違うように、スキンケアも同じではありません。
皮膚が厚いことで良い面もありますし、正しいスキンケアをすることで今よりも肌状態を良くすることが出来ます。
その為にはどのようなスキンケアをしたら良いのかを、これから紹介していきます。
スキンケアの基本
肌は正常であれば28日周期のターンオーバーを繰り返しています。
その為に表面には古い角質が溜まりやすく、それを取り去るケアが必要です。
余分な角質を取り去った後には、足りなくなった水分と油分を補給することが大切です。
肌質によっては部分的に目元や口元など、さらなるケアも必要になってきます。
基本のスキンケアとは何が必要なのかを確認してみましょう。
スキンケアの役割
スキンケアのそれぞれの役割を解説します。
クレンジング=メイクの汚れを落としたり、毛穴に詰まった汚れや角栓を取り去る効果があります。
洗顔=クレンジングの汚れや古い角質を取り去ったり、皮脂を洗い流します。
化粧水=肌に水分を与えたり、皮脂分泌を整えます。
美容液=お肌の目的に合わせて足りない成分を補給出来る集中ケア
クリーム=クリームには主に油分が多く含まれているので、肌に油分を補ったり、先に付けた化粧品の蒸発を防ぐ効果があります。
皮膚が厚い人にやって欲しい4つのスキンケア

基本的なスキンケアは何を使ったらいいのかご紹介しましたが、では皮膚が厚い人と薄い人ではスキンケアは同じでいいの?
肌質が違うのでスキンケアも変えていかなくてはなりません。
皮膚が厚い人の肌の特徴を見て頂くと、どのようなスキンケアを取り入れたらいいか分かってくると思います。
具体的には何を使ったらいいのか、理想に近づける為に必要なものはなにか?次からご紹介していきたいと思います。
表面の角質がゴワゴワして硬くなっている場合、先に肌を柔らかくすることが重要です。
- 酵素洗顔
- 柔軟美容液
- マッサージクリーム
- 日焼け止め
酵素洗顔で角質を取り去る
酵素洗顔は分解成分が高く、皮膚表面のゴワゴワした余分な角質を除去し、皮脂や毛穴の詰まりにも効果的です。
但し、洗浄効果が高いのでやり過ぎると、皮脂を過剰に取り去ってしまい乾燥しやすくなるので、肌質にもよりますが週2,3回程度にやり過ぎないお手入れがオススメです。
柔軟美容液で皮膚表面を柔らかく
余分な角質を取り去ったら、足りない水分を補給します。
表面の角質がゴワゴワして硬くなっている場合、先に肌を柔らかくすることが重要です。
柔軟美容液は皮膚を柔らかくして、次に付ける化粧水の浸透をよくします。
マッサージクリームで代謝アップ
表面の角質が硬くなっていると次に付ける化粧品の浸透が悪くなっていくので、週に1~2回は摩擦しすぎないように優しくマッサージをすることで、肌を柔らかくします。
ターンオーバーの周期が正常になるように代謝を促します。
日焼け止めでお肌を保護する
紫外線を浴びると肌は外的刺激から肌を守ろうと、角質を厚くしてダメージから皮膚を守ろうとします。
UV-AとUV-Bは肌表面に炎症を起こしたり、シミやシワの原因となります。
肌に悪い影響を及ぼす紫外線なので、しっかり日焼け止めを付けることで紫外線からお肌を守ることが重要です。
まとめ

皮膚の厚い人の特徴はいかがでしたか?
皮膚の薄い人と比較すると分かりやすいと思います。
必ずしも皮膚が厚いことはマイナス面ばかりではなく、皮膚が厚いことで良いことがあることも理解して頂けたかと思います。
皮膚はいつまでも同じ状態ではなく、生活習慣やストレス、紫外線やスキンケアによっても変わっていきます。
自分の肌質を観察し、今何が必要なのかを考えてスキンケアしてあげることで、今はトラブルがあっても、お肌は正常に戻りやすいでしょう。
皮膚が厚い人の特徴とはを理解して、皮膚の厚い人に合うスキンケアや皮膚の薄い人に合うスキンケアをこの記事を読んで、参考にして頂けたらいいな思います。
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